───10月。
学校が終わり、力也の家に向かう。
先月、夏希のお腹の子が、予定日よりも早くうまれた。
今、夏希は力也の家で、子どもの面倒をみている。
あたしはたまに、覗きに行ったりしてる。
毎日のように溜まっていた力也の家には、もう誰も来ない。
最近は、ユウヤが一人暮らしを始めたので、そこに溜まっているらしい。
「太晴くーん、あずだよぉ」
夏希たちの子どもは、゛太晴゛と名付けられた。
2人で一文字ずつ考えて、組み合わせた名前。
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