「え?お母ちゃん、変なこと言うた?」 急いで首を横に振ると、涙が頬をつたった。 力也が椅子をひいてくれて、腰かける。 「大体は、力也から聞いてるよ。 産む前も後も大変やけど、何かあったら、すぐに頼ってやぁ」 「はい。あり…がとございま…す……」 「夏希ちゃん、おめでとう」 「は…い…」 「何かあったら、すぐ言うといでね」 「一人で無理すんなよ?」 お義母さん、ユメさん、お義父さん、…りっくん、ありがとうございます。