後ろ姿




黙って拓馬を見つめる。
彼は…視線に気づくと、笑顔を向けた。

「腹減った」と言いながら、拓馬は輪の中に入っていった。

拓馬くんが、来ると思ってなかった。
誰も、何も言わへんかったから…。


椅子に腰かけ、缶ジュースを開ける。
炭酸が喉を、刺激する。


「ほいっ、焼きたてですよ」


龍が、野菜と肉の入ったお皿を手渡す。


「ありがとう」


お礼を言うと、彼も目の前に腰かけた。