「クラスちゃうとか…終わってる」


高校生活、二度目の春を迎えた。
二人共、無事に進級。

しかし、新クラス発表を目に…肩を落とす。


「まぁ、帰りは一緒やし……しゃあないよ」


クラス替えやし、仕方ない。


「絶対、クラス馴染まれへん」


夏希は口を尖らせ、ブスッと拗ねる。

愚痴をこぼしながら、二人はそれぞれの新しい教室に向かった。