…3日後。 屋上の真ん中に大の字になり、空を眺める。 空は快晴、風が少し暖かい。 「もうすぐ、2年かぁ」 「まだ、分からんけどなぁ」 苦笑いしながら、夏希の方へ寝返りする。 「まじでそれ、冗談きついからっ」 進級できるか危うい夏希は、苦笑いする。 …もうすぐ春休み。 成績は、真ん中辺りの梓紗に比べ、夏希は進級が危ない立場にいる。 「将来、何になんの?」 「りっくんの…お嫁さん」 にやにやしながら、夏希は顔を伏せた。