相羅の背中は温かくて気持ち良かった。 「重くてごめん…」 「軽すぎだよ。」 「おぶってもらったの…初めて…気持ち良いね…」 段々私の瞼が重くなる。 「……そんなこと言ったら襲いたくなるだろ。」 この相羅の声は私の耳に入って来なかった。