僕らは傷つきながら恋をする。




ふぅっと息を吐く。
昨日、龍先輩は病院にいる彼女に会いに行った。



彼女が目覚めたという知らせ
それは笑里からもメールで着ていた。



『大丈夫?』と心配してくれた笑里
笑里は複雑だろうな。



私は龍先輩が好き。
だけど、龍先輩には彼女がいる。



それが、笑里のお姉さんだ。
半年前の事故からやっと昨日目覚めた。



龍先輩は嬉しかっただろう。
凄く…嬉しそうな顔をしていた。



なのに、あたしはそんな龍先輩を見て悲しかった。
あたしがいた場所は龍先輩の彼女がいなかったから出来た場所だった。



目覚め今、あたしは傍にいれないだろう。
いちゃダメなんだ。



あたしのこの想いは報われない。
報われることはない。



伝えても…届かない。
ただ…ふわりとそこに浮かんでいるだけ。