僕らは傷つきながら恋をする。




「お姉ちゃん、もう恥ずかしいからやめて」



笑里は真っ赤な顔で恥ずかしそうに照れていた。
そんな笑里の頭を笑花はくしゃくしゃと撫でた。



「大人になっちゃって。…笑里、龍のこと…助けてくれて…支えてくれて…ありがとう。あたし…笑里がいたから…安心して入れたんだと思う。本当に笑里には…感謝してる」



それを聞いた瞬間、笑里の頬にポロっと涙がこぼれる。



笑里は驚きながらも、一生懸命涙を拭う。



「お、お姉ちゃん…びっくりさせないでよ…」



「ふふっ。目が覚めたらちゃんと言おうと思ってたの。龍と…笑里は…あたしの大切な大切な宝物だから。これからも…ずっとこんなあたしをよろしくね?」



「…当たり前だよ」



笑花が目覚めて…
ふっと笑里の力が抜けたように思えた。



前よりもずっと…
笑顔が輝いて見えた。