「龍くん、戸惑いすぎ」
「龍、笑里は面白がってるだけ。そこまで真剣に考えなくていいんだからね?」
この姉妹は本当に似ている。
そして、姉妹と思えないほど仲がいい。
歳が離れているはずなのに、それを感じさせない。
まるで双子のようだ。
俺は肩を竦めた。
久しぶりに見た、この姉妹は時間など感じさせないほど前と変わっていない。
笑里の接し方は、笑花とずっと過ごしてきたかのようだった。
そんな笑里の優しさに笑花はほっとしているだろう。
「二人で俺を遊ぶなよ」
「だって楽しいんだもん」
笑里はくすくすと笑う。
笑花は笑いを堪えていた。
「ふふっ。なんだか楽しい。笑里は…すっごく大人っぽくなった。色々経験したって感じ。なんか…羨ましいわ」
「…色々あったからね」
笑里は悲しそうに微笑む。
それは俺との事を言っているんだろう。
笑花も気づいているのか、やんわりと微笑む。

