「…はぁ」
「…溜め息ついて、どうしたの?」
友恵があたしの顔を覗き込む。
あたしは彼女のことを、友恵に話しはじめた。
「ふーん。お節介な子だね」
と、友恵はクールな意見だった。
あたしはそんな友恵の言葉を聞いて、肩を竦めた。
「…いい子だったよ?凄く可愛い子だったし」
「でも、この教室にいないんでしょ?校内見て回るついでに探してみる?」
「うん、そうだね」
あたしはスクールバッグを肩から下げ、椅子から立ち上がり、友恵と一緒に教室を出て、校内を歩き始めた。
全部教室を回ったが、あの子の姿はなかった。
あとひとつ行っていないのは、屋上だけ。
あたしはハァーッと深い溜め息をついた。
「屋上にもいなかったら、どうしよう…」
「…明日にするしかないんじゃない?」
「そうだよね…」
「大丈夫。帰ったわけじゃないみたいだからいるって」
と、友恵は屋上のドアノブを回し、ゆっくりと扉を開ける。

