僕らは傷つきながら恋をする。




「龍くんは…お姉ちゃんのどこが好きなの?」



何故かあたしはそんなことを尋ねていた。
龍くんは不思議そうにあたしを見る。



「どうしたんだ、急に」



「…何となく。お姉ちゃんが大人っぽいことも、素敵な人だってことも知ってる。だけど…お姉ちゃんじゃなきゃいけない理由があったのかなって」



自分の気持ちを伝える前に知りたかった。
龍くんがお姉ちゃんを好きな理由



龍くんは少し戸惑いながら、話してくれた。



「笑顔が好きなんだ。花が綻んだような…見てるこっちも笑顔になれる…そんな笑顔が好きなんだ。だから、クラスの中でも目立っていた。笑花は…他の子と…何か違う魅力があったんだと思う」



「お姉ちゃんの笑顔…あたしも好きだったよ」



こっちも笑顔になれるような向日葵に近い明るい太陽のような笑顔
眩しくて、見つめると吸い込まれちゃいそうで…



だけど、少し儚げな笑顔を見せて…
時には子供っぽく、時には大人っぽく…
そんなお姉ちゃんだった。



ねぇ…龍くん



「…あたしの笑顔じゃダメなの?」



あたしの笑顔じゃ…龍くんを笑わせることはできないの?



「…笑里?」



「あたし…あたし…」



想いが溢れてく。
ゴメンね…。
龍くんを困らせるかもしれない。



だけど…もう伝えられずにはいられない。
この想いを伝えるあたしを許して。



「龍くんのこと…ずっと好きなの」



子供のころからの恋
ずっと隠してきた想い…君は気づいていましたか?