僕らは傷つきながら恋をする。




だけど、周りの子から見るとあたし達が仲良くしているのは意外らしい。



友恵はさばさばとしていて、物言いをはっきり言う子。



それに比べてあたしは、天真爛漫で、お調子者なところがあるみたい。



友恵はクラスの委員長だったし、あたしはクラスのムードメーカーだった。



委員長とムードメーカーでは反りが合わないと思われているみたいで、あたし達が仲良くしているところを見ると、驚かれる。



実際、あたしの友達は友恵とも友恵の友達とも、反りが合わない。



だから、あたしも友恵も反りが合わないだろうと周りから思われていた。



だけど、そんなの気にしなかった。
友恵には友恵のいいところがあって、あたしにもあたしのいいところがある。



苦手とか嫌いという感情はない。
あたし達は周りなんて気にせずに今まで仲良くしていた。



「また3年間、朱羅のお守りかぁ」



「えへへ。迷惑かけます」



友恵の言葉には棘かあるように誤解されるけど、本当は違う。



友恵は感情をあまり表に出さないから誤解されるけど、本当はあたしと同じで嬉しいと思っていることをあたしは知っている。



「まぁ、朱羅のお守りができるのはあたしくらいだもんね」



「友恵の相手ができるのもあたしくらいだと思うよ」



あたし達は顔を見合わせ、アハハッと笑った。
すたすた教室に向かう友恵の背中をあたしは急いで追った。