僕らは傷つきながら恋をする。




あたしたちが教室で着替えていると、友恵が息を切らして走ってきた。



「友恵、急にどこ行ってたの?」



「ごめん、朱羅。直ぐに着替えるから」



友恵はあたしの質問には答えず、体操服に急いで着替える。



どうして…?
そればかりあたしの頭を支配する。
友恵らしくない。



友恵の行動に驚いているあたしがいた。
友恵のあんな姿は初めて見た。



「笑里、行こっ!」



「うん!朱羅も早く行こう!遅れちゃう!」



「あ、うん!」



あたしは頷いて駆け出したが、友恵のことが頭から離れなかった。