僕らは傷つきながら恋をする。




あたしはそんな二人を、不思議な感覚で見ていた。



先輩、後輩にしては親密に見える二人。
二人の間を流れる空気も少し違っていて…



「ねぇ笑里、蓮先輩と笑里って…」



「…付き合ってるよ」



あまりにもごく自然に言ったから、こっちが恥ずかしくなってきて赤面してしまった。



隣をちらっと見ると、友恵も顔を真っ赤にして、目線をそらしていた。



そんなあたし達を見て、笑里は首を傾げる。



「そんなに不思議?」



「そういう訳じゃなくて…」



「…仲良いんだね。長い付き合いなの?」



友恵は話をそらす。
笑里はあたし達の赤面には触れず、コクりと頷く。



「あたしが…小学6年のときから」



「「えっ!?」」



あたし達は思わず叫んだ。
普段叫ぶことなんてしない友恵まで叫んでいて、あたし達は思わず顔を見合わせた。