僕らは傷つきながら恋をする。




「うわぁ…最悪」



あたしは顔を手で覆い隠す。
そんなあたしは笑里はふふっと笑った。



「朱羅、驚きすぎだよ。友ちゃん中学の時もバスケやってたんでしょ?続けるとは思わなかったの?」



「委員長で忙しいから…もうやらないと思ってた」



友恵は中学のとき、委員長とバスケ両方やるのが大変だからもうやりたくないと弱音を吐いていた。



だからもう部活はやらないと勝手に思っていた。
だけど…それはあたしの勘違い?



「…笑里も決めてるの?」



「あたしもバスケだよ。バスケ部に誘ってくれてる先輩いるし…まだ続けたいなぁって」



笑里もバスケ部に入るんだ。
まるで、あたしだけ取り残されている気がした。



顔を俯くあたしを見て、笑里は優しく頭を撫で、優しい声音で言った。



「体育祭あるし、ゆっくり考えればいいよ。仲間外れとか思っちゃダメだよ?」



「…う、うん」



笑里はそういってくれたけど、あたしは一人だけ仲間外れのような気がして仕方がなかった。



「友恵…バスケ部入るの?」



学校から家への帰り道、あたしは友恵に尋ねた。
友恵は不思議そうにあたしを見たけど、コクりと頷く。