僕らは傷つきながら恋をする。




「もう…泣かないでよ」



「こんなに嬉しい物貰って…泣かないわけないでしょ…」



笑里は片手で涙を拭う。
あたしはふふっと微笑んだ。



いつの間にか…
あたしも泣いていた。



涙が頬を伝う。



「笑里…貸して…」



あたしは笑里の手からネックレスを取る。
腕を笑里の首に回す。



ネックレスの金具をくっつけ、腕を下ろす。



笑里の首にはキラキラと光るネックレス。
それはとても眩しく…輝いていた。



「お姉ちゃん…ありがとう。お姉ちゃんが目の前にいて…凄く嬉しい」



あたしは静かに笑里を抱き締める。
ギュッと抱きしめた身体から、温かなぬくもり、鼓動を感じた。



「それはあたしもだよ」



笑里がいてくれて凄く嬉しい。
たったひとりの大事な妹



ずっと仲良くやってきた。
それが崩れたような気がしていた。



だけど…ずっと思いは一つだった。



『大切で…代わりのいない人』



どれだけ龍を想っていても…
それと変わらないくらい、笑里のことを思っている。



だから…幸せでいて…。



ずっと…その笑顔でいてね。