僕らは傷つきながら恋をする。




「みんな、ありがとう。もう大丈夫だから…」



あたしは戻ってきた三人と龍先輩にお礼を言う。
にっこりと微笑んだ。



まだ傷と頭はズキズキと痛む。
でも、心配をかけたくなった。



「本当に…大丈夫か?」



「龍先輩、心配しなくても大丈夫。それに、あたしの不注意だから…。ほら、みんな買い物に行くんでしょ?」



「朱羅がいいならいいけど…」



あたしのせいで龍先輩の誕生日プレゼントを買えなくなるなんて嫌だった。
龍先輩と笑里、友恵は心配そうにしながらも歩き出した。



あたしも三人の後を追っていく。



「…ちょっと待って」


歩みを止める声。
その声の主は笑花さんだった。



「あたし、この子と待ってるわ。あたし、少し疲れちゃった」



「…大丈夫か?」



龍先輩が不安そうに笑花さんに近づく。
頬にふれようとする手を、笑花さんは笑みを浮かべて払う。



「大丈夫よ。ちょっと外になれていないだけだから。龍は気にせず、笑里達と行って?この子、怪我したし…ゆっくり休んだ方がいいでしょ?あたしも休みたいし…二人で待っているわ」



にっこりと微笑む。



龍先輩は戸惑いながらあたしを見る。



「…いいか?」



「うん。あたしは大丈夫だから行って」



三人は不安そうにあたし達を見ながら、お店の中へとはいっていた。