僕らは傷つきながら恋をする。




友恵は表情を顔に出さないし、人見知りもあってか口数が少ない。



そんな友恵と、笑里は仲良くなっている。
友恵は嫌な顔を浮かべていないから、嬉しいんだろうなとあたしは少し嬉しかった。



「朱羅ちゃんもよろしくね」



笑里は友恵に見せた笑顔をあたしにも見せる。
親しみのよさがあたしに親近感を湧かせる。



見た目が可愛い子は裏があると思っていた自分が恥ずかしい。
少なくとも、笑里はそういうタイプじゃなさそうだ。



「…佐々木…さん、なんで屋上に?」



「笑里でいいよ。ちょっと先輩と話してたんだよ。あたしが1番に制服、見せたかった人なんだよ」



あたしの頭にある言葉が浮かぶ。



「それって…彼氏?」



「ふふっ。そんな感じかなぁ」



と、笑里は悪戯に笑う。
あたしは大人だなぁと少し、羨ましかった。



「…どんな人?」



「素敵な人だよ。今度、紹介するね。て言っても、目立つ人だから直ぐに分かるかも」



…目立つ人?
格好良い人なのかな?
あたしは早く会ってみたいなと思った。