僕らは傷つきながら恋をする。




「直感って…」



そんな彼女に友恵は戸惑っていた。
友恵はこういう子、苦手だろうなと思った。



あたしとは長い付き合いだから慣れているだろうけど、彼女とは初めてだ。



しかも、彼女は友恵の友達にはいないタイプの子だった。



あたしがどうしようか迷っていると、彼女はにっこりと笑みを見せる。



「高校だけの関係なんて嫌だから、長く仲良くいられる子がいいなぁって。あたしは直感でいつも動いてるから…癖みたいなものかな?で、二人は仲良くできる気がしたんだ」



「…名前。あなたの名前は?」



友恵が彼女に名前を聞く。
彼女は嬉しそうに笑顔を見せた。



「佐々木 笑里だよ。よろしくね、友ちゃん」



「…よ、よろしく」



戸惑いを浮かばせながら、友恵は差し出された笑里の手を握る。



そんな二人のやり取りを見ていて、笑里は不思議な子だなと思った。