「あなたが、虐待をしている事をあなた一人責めているんじゃないの…
どうしてこうなったのか、いつから始まったのか…話して欲しいの。私が力になるから…聞かせて」
彼女は泣きながらも話てくれた
『愛して欲しかった…
夫に愛して欲しかっただけ。なのに…陽介が生まれてから私の事なんて見てもくれなくなって……あたしをみて…みて。何度も話たの…だけど、夫はみてくれるどころか手を挙げたの私に…それからは顔みるたびに暴力を振るわれるようになった。』
「ヒドイ…辛かったね」
『ヒドイ事されるのはあの子が生まれたせいなのよ。生まれるまでは、いっぱいいっぱい愛されてたもん
邪魔だった…陽介が可愛くないなんて思ってる訳じゃない…ただ邪魔だったの!虐待しているのがバレたの。夫に…あの人あたしを置いて陽介だけ連れて出ていったの。そして離婚
何もかもあの子がいるからあの子のせいなのって…夫は暫らくして事故で亡くなって…もどってきたのは邪魔だった陽介だけだった。』
彼女の陽介くんが生まれてから6年間の思いが一気に吐き出された