薄暗い部屋
カーテンは閉めきったまま
「陽介くん!」
私の目に飛び込んできたのは、真っ裸で座っている姿だった
「早く服を着せてあげて下さい!」
『躾なの。口出さないでください』
明らかに虐待は日常的に行なわれていたようだ
体中のアザが何よりの証拠だ
「あなたやっぱり虐待をされてたんですね。躾は度を越すと躾じゃなく虐待にかわります。虐待は殺人に繋がります。あなたは、今、虐待をしてます!」
彼女は俯き顔を覆い声をあげ泣きだした。