「んもー!ちさと可愛すぎ!」 藍ちゃんの可愛さに微笑ましく思っていれば、急に豹変したように大きな声をだす 「えっ!藍ちゃん急にどうしたの!?」 「んふ。相変わらずちさとは可愛いなって」 そんな恥ずかしいセリフに赤くなっているだろう顔を手で覆えば、 「きゃーーーー!」 耳をつんざくような女の子達の黄色い声。 「始まったか」 はぁっと一つ大きな溜め息を吐いた藍ちゃんはその声の原因である廊下に目を向けた。