「…いいでしょ別に!」 「素直じゃねえなあ ほんと」 「な そんなの!」 本当の事をズバッと言われて恥ずかしい 隠しても奴に触られればわかってしまう あーあ 何とかして隠せないのかなー 「ま バスで寝るんだな」 余計なお世話だ 全く 「大地く~ん!点呼取るから来て~!」 遠くで大ちゃんを呼ぶ声がした どうやら同じ班の女の子みたいだ でも大ちゃんは私の頭をひたすらグシャグシャしていた 「…ねえ 呼んでるよ?」 「…はー ったく 面倒だな ほんと」 渋い顔で言い放つ大ちゃん