誰かが私の名前を叫んだが それに答えられず 私は男の子を抱えたまま 熱風に背中を押され地面に叩き付けられた 「…ウッ!」 右半身がジンジンと痛む 「うわあああああん!!」 抱き抱えていた男の子が 私に掴まり泣き叫んでいた 私も痛くて泣きたいよ でも 「もう…大丈夫だよ」 笑顔で頭を撫でた 見上げると周りにいた人が呆然としていた 土嚢はパチパチと音をたてて燃えていた 「おい!!大丈夫か!!」