「…おかしい」 「どうしたの?」 「…深いんだよ」 「は?何が?」 次々と手をかざしていくが やはり どこかおかしいという顔 「見えない… 全部深くにあって… ずっと沼なんだよ 底がない」 「なにそれ!?わかんないよー!!」 「俺だったわかんねえよ!!」 …大ちゃんが透視できないと言うことは 私も辺りに集中を張り巡らせる 微かだけど感じた 「おい どこ行くんだ」 千歳くんが私を追いかけてきた 「…感じるの 向こうから」