私達は先輩方が引退した直後に入った。


先輩方が引退し、部員は13人になり、光舞が入り14人になった。


部員は相変わらず少ないが、毎日頑張ってる。


光舞は遅れたぶんを取り戻そうと、毎日自主トレしてる。


サッカーできっとあの人を越えるため。



『何?』


「うぅん何も」



サッカーボールを壁に向かって蹴っていた光舞を、私はベンチから眺めた。