*恭介 side*



「食べられませんよ。大丈夫ですか?」


確かになぁ。


ホント食いたいのは山々だけど…


こんだけ腹がでかけりゃ仕方ねえな。


俺が食えないから、他所で摘まみ食いをするんじゃないかと妙に心配してるし。


クククク…


やっぱりコイツはヤキモチ妬きだ。


まぁ、それを嬉しがってる俺も同じか。


フッ


可愛い寝顔して。


食いたい気持ちを抑えるのは大変なんだぞ。


はぁ~


コイツが実家に帰る2月が…思いやられる。


ホント俺どんだけコイツに惚れてんだろ。


自分でも分からんわ。


唇にそっとキスを落とし…


フッ 目は醒めねえな。


パジャマのボタンを外して


――





鎖骨下に…薔薇を咲かせた。


「ゥ…ぅぅん」


やば!


目が醒めたか?


「ぅ…ぅぅ…ぅん…きょ…うすけ…さ~ん」


……





フッ 寝言か。


ホント 堪んねえよな。


ば~か




*恭介 side 終*