「クククク… ば~か!撤回するような事を云うな」


「す、すみませんです」


「お前が実家に帰っても、週末には行くから」


「えっ?ほ、ホントですか?来てくれますか?」


「あぁ、てか お前…俺が赤ん坊が産まれる迄に一回も顔を出さないと思ってたのか?」


だ、だって仕事が忙しいんだもん。


「フッ ちゃんと行くから…他所の女に目を向けるなんてないから…余計な心配すんな。Jr.の胎教に悪い」


「は、はい。ごめんなさいです」


「ん、じゃあ 早く昼飯食ってケーキ買って帰るぞ」


「はい、お腹が空きました。私もJr.も」


「ハハハ…またJr.か」


「だってさっきから蹴って催促してますよ」


「へっ?」


恭介さんの手を取りお腹に当てる。


「確かに…早く食わした方がいいな」


「はい」


「ハハハ…」