もう~ 恭介さん!



再び背中を向けた。


後ろから抱きしめ



「クククク…わ、悪い」


悪いなんて思ってないくせに。


「クククク…機嫌直せ。な」


「……」


「志織?」


「じ、じゃあ明日、私をた、食べないですね」


「クククク…あ、あぁ食わないから…明日はステーキでいいから」


「は、はい。ステーキ焼きますから」


再び恭介さんの方に向き直って


「き、恭介さん」


「ん?」


恭介さんの唇に唇を重ねて


――





「おやすみなさい」