Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~




「でも…もしかして女の子なら」


「女の子か?なら…お前にヤキモチ妬いてんだな」


「私にですか?」


「あぁ、『私のパパを取らないで』ってな」


「取りませんよ」


私が娘と張り合うの?


「ん?お前…」


「……」


「俺が娘に取られてもいいわけ?」


はい~?


「お前…俺なんかに興味ないわけ?」


「……」


何でそうなるの?


もうすぐパパになろうかって人が…


やっぱり俺様は、いつまでたっても俺様だわ。


ご機嫌悪くなってるし。


「恭介さん…誰もそんなこと云ってませんよ。ただ娘とパパの取り合いはしないって云っただけで…他の女性には渡しませんから」


「ん?」


「恭介さんは私とこの子のもんですから」


「……」


「分かってますか?恭介さん…絶対他の女性を見ないで下さいね。私とこの子の二人係りで妬きますからね。恭介さん火傷しますよ」


「クククク…ば~か」


力一杯抱きしめられた。


「恭介さん」


「ん?」


「私とこの子が…恭介さんのことをいつも愛してることを忘れないで下さいね」


「当たり前だ」


再び唇が合わさった。


「さっ、仕事に戻りましょう。なんぼでも帰るのが遅くなりますから」


「そうだな」


もう一度、軽く


チュッ!


キスして仕事に戻った。