Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~




――





「おい、大丈夫か?」


ようやく唇が離れ



「ハァ…ハァ…ハァ…さ、酸素…」


呼吸困難に陥りそうだわ。


「クククク…」


笑ってるし。


「恭介さん、笑うなんて酷い…あっ!」


「どうした?」


恭介さんの手を取りお腹に当てる。


「あっ!」


「動いてますね」


「だな」


お腹を優しく撫でてる。


「…ッ!」


「えらく暴れてんな。大丈夫か?」


「フフフ…大丈夫です。きっとパパがおいたをしたから怒ってるんですよ」


「ん?」


私が呼吸困難になったら赤ちゃんだってなるわけだもん。


「コイツはヤキモチ妬きかもな」


「この子がですか?」


「あぁ、俺達がいちゃついてっからヤキモチ妬いて自己主張してる。コイツは…男だな」


「男の子ですか?」


「あぁ、いつもいちゃつくと暴れる」


確かに。


「絶対男だ。俺からお前を奪おうとしてる」


「恭介さん」


「ん?」


「もしかして…この子にヤキモチ妬いてます?」


「はぁ?」


「い、いや、何か今の云い方聞いてたら…」


「ば~か。何で自分の子にヤキモチ妬くんだよ。俺がコイツに負けるとでも?」


充分妬いてます。