はぁ~


溜め息が…


「よぅ~可愛い子ちゃん、どうだ調子は?」


「誠さん、ありがとうございます。順調ですよ私もお腹の子も」


「ならいいんだけど…溜め息ついてどうした?」


此処は社長室。


恭介さんは取引先に。


「いえ、別に」


「ハハハ…恭介か?」


「えっ?」


「ありゃ大変だな可愛い子ちゃんも…あっ、これ瑞穂から」


「あ、ありがとうございます」


「過保護すぎるな」


「ハハハ…まぁ。ありがたいんですが…ちょっと度を越してるような」


「確かにな」


恭介さんの過保護。

今はそれが悩み。


まぁ、贅沢過ぎる悩みでバチ当たりそうなんだけど。


お腹に赤ちゃんがいるって分かった時から…超過保護。


大事に大事にしてくれてるんだけど、それも度を越すと…ね。


何もさせてもらえない。


絶対、目の届く範囲から出してもらえない。


これはこれで…大変よ。