「……」
「恭介」
「あ、あぁ、じゃあお袋が面倒見てくれたら」
「そりゃ面倒くらいはいくらでも見るわよ。だけどそうすると志織ちゃんが気詰まりでしょう。どうしても気を遣うでしょう」
「志織のお袋さんに」
「あのね、お母さんにだってこっちにずっと居れないでしょう。お父さんだっていらっしゃるんだから。それにどっちにしろ志織ちゃんは実家に帰った方がいいの。貴方が横に居たら志織ちゃん、赤ちゃんに係りきりになれないでしょう。貴方の世話があるんだから」
「……」
「恭介?」
「あ、あぁ、じゃあ いつ頃実家に」
「そうね、予定日が2月の半ばだから1月の半ばか遅くても2月の始めには帰してあげないと」
「それで産んでからどれくらいで帰って来られる?」
「産んでからって忙しないわね。う~ん人各々なんだけど早くて一ヶ月、遅い人なら三ヶ月とか半年」
「は、半年!じ、冗談じゃねえ」
「恭介、落ち着きなさい。声が大きい」
あっ!
「悪い」



