Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~




「あ、何でもねえよ」


「……」


「ん、夏蜜柑とグレープフルーツでいいのか?」


「はい」


かごに入れてレジへ


買い物袋二袋だ。


「俺が持つから」


二袋を持ち上げようとするのを取り上げて


こんな重い物、無理だろ。


「恭介さん」


「ん?」


「持ってくれるのは有難いですが、私、病気じゃないですから。そんなに気を使ってくれなくても。生まれるまでまだ七ヶ月もあるんですよ。恭介さんの方がばてますよ」


「お前と違って大丈夫だ」


「……」


「人の好意は素直に受けろ」


「フフフ…はい。ありがとうございます」


やっと笑顔を見せた。