――― ―― ― 「恭介さん」 「ん?」 「まだ起きてますか?」 「ん、どうした?しんどいか?」 ベッドから起き上がり志織を見ると 「あっ、大丈夫ですよ」 「ん?」 「そ、そっち」 「ん?」 「そっちに行っても…いいですか?」 志織も布団から起き上がり 「ん、酒臭いぞ」 「大丈夫ですから…」 「ん?」 何か云ってるが聞き取れない。