「恭介さん」 「ん?」 「あ、赤ちゃんが」 「今度は子どもが何て?」 「ママに…キ、キスしてって」 胸に顔を押し付けた。 「子どもが云ってんのか?お前じゃなくて」 「……」 「お前がしたいわけじゃないんだな」 「……」 「子どもは甘やかしたら駄目だ」 顔を上げ 「恭介さん」 ニヤッと笑い 「自分で云え」 「……」 「キスしたかったら自分で」 やっぱり意地悪だ。 「ん?」 「キ、キスして…下さい」 「よく云えました」 私を引き上げ 唇を重ねる。 何度も何度も… 唇を… ――― ―― ―