「ただいま」
玄関を開けて
「お帰りなさい。遅かったのね。恭介さん、先に休んでもらってるわよ」
「えっ?」
恭介さんって?
「恭介さんに今晩は泊まってもらうってメールしたでしょ」
あっ!
「携帯…バッグに入れたままで見てない」
「あんたって子は」
お母さんに呆れられた。
いや、それより恭介さん
「何処?」
「何が?」
「だから恭介さん」
「あなたの部屋よ」
あっ、そうか。
「だけど、何で泊まる事に?」
「あなたの荷物を届けてくれて、お父さんとお兄ちゃんに捕まっちゃったのよ」
「お酒?」
「そう、三人でかなり飲んで…三人とも寝るって」
「そうなんだ」
お父さんもお兄ちゃんも強いからな。
勿論、恭介さんも。



