Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~




「けけ結婚記念日のプレゼントです」


「……」


「……」


「開けていいか?」


「はい」


恭介さんがプレゼントを開けるのを見ていた。


「ライター」


「はい。ライターなら毎日使ってもらえるから」


「クククク…」


へっ?何か可笑しかった?


「お前のプレゼントは、俺が毎日身につける物ばかりだな」


「駄目ですか?」


気に入らなかったかな?


「フッ」


抱き寄せて


「駄目じゃない」


「恭介さん」


「ん」


「ライターですけど、あまり煙草は吸わないで下さいね」


「お前、矛盾してる」


「矛盾してても、いいんです。吸い過ぎは体に悪いです。そのライターはお守り代わりです」


「お守り?」


「はい。私のこのネックレスやブレスレットと同じです」


「あの時計の時もそう云った」


そうだっけ?


「まっ、極力吸わないようにはすっけどな」


「はい」