ケーキを食べ終わり
「お前も風呂入って来い」
「あっ、はい」
どうしよう、まだプレゼント渡せてないよ。
お風呂上がってからでいいかな。
「恭介さん、お酒飲まれますか?」
「いや、何か疲れたから寝る」
「大丈夫ですか?」
「あぁ」
珍しいな、恭介さんが疲れたなんて云うなんて。
どっか悪いのかしら。
「恭介さん」
「ん」
「具合…悪いですか?」
「大丈夫だ。単なる寝不足」
「それならいいですけど…じゃあ もう寝て下さいね」
「ん」
額にキスして、寝室へ―
仕事も忙しかったし、昨日、今日の接待ゴルフでくたびれたのかも。
ゆっくり休んでもらわなくっちゃ。
私もゆっくりお風呂に入って―
はぁ~幸せ。
髪乾かして、
あっ、そういえば七夕だった。
ベランダに出て
見えるかなぁ~
――
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