後片付けを済ませ
「コーヒーですか?紅茶ですか?」
「コーヒー」
やっぱりね。
恭介さんにコーヒー私は紅茶。
ケーキを出して、恭介さんに見せる。
「ほんとに…作ったのか?」
「はい、作りましたよ」
信じてないのかしら。
「切りますね」
「俺、ちょっとでいいから」
「えっ?」
私のケーキ…味を疑ってる?
そんな私の顔を見たのか
「いや、美味そうなんだけどな、腹いっぱいだし」
「……」
「あ、明日また、食うから、な」
「はい」
ちょっとって…これくらい?
私は… 四分の一ね。
「はい、どうぞ」
ケーキとコーヒーを渡す。
ケーキは12㌢ホールケーキ。
スポンジの間に生クリームと桃。上に桃のババロア。
なんて美味しそうに出来たの。



