Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~




「恭介さんは」


「ん」


「ひいき目でそう云ってくれるけど…私、美人じゃないし可愛くないです」


そうなのよね。


結婚して一年になるけど、何で恭介さん…私を選んだんだろう?


何で…愛してくれるんだろう?


時々、悩んじゃうんだよ。


「お前は、この俺が唯一惚れた女なんだから、自信を持て。お前は可愛い。その証拠に、腹立つけど、アイツがお前のこと『可愛い子ちゃん』て呼ぶだろ」


いつの間にか抱き上げられ、リビングのソファーに…てか、私は恭介さんの膝の上。


「副社長は…冗談で云ってくれるだけです。習慣っていうか」


「はぁ~ 何処まで謙虚つうか、自覚がないつうか」


「はい?恭介さんこそ訳のわかんないことばかりいいますね」


「……」