「でも、お前は外で食べる方が楽だろ。家なら作らなきゃいけないし」 「大丈夫ですよ。ここ暫く外食だったし料理するのもストレス解消になりますよ。それに」 「ん?」 「あっ、何でもありません」 口が滑りかけた。 「云ってみ」 「……」 「ほら、早く」 「い、家なら、ゆっくり…恭介さんを独り占め出来ます。外に行くと…」 「ん?行くと?」 「他の女性が…恭介さんを…見ます」 やだ、顔が沸騰してるよ。