「俺はお前を観光したい」


私を観光したいって…


私は観光地じゃないですから。


「恭介さん、もう8時ですよ」


「まだ8時だ」


胸を触ってるし。


「何で着替えるんだよ」


はぁ?


「何を云ってるんですか?早く起きて朝御飯に行きましょう」


「だからお前を食いたいから」


「き、恭介さんに食べられたって私の空腹は満たされませんよ」


「じゃあ俺を食え」


「だ、だからですね。今は本当に食べられる物を食べたいんです。恭介さんが起きないなら私一人で食べに行って来ますから」


胸を触ってた恭介さんの手が止まった。