夕御飯を済ませて


恭介さんはニュースを見ながらお酒を飲んでいる。


私は何だかんだ理由をつけて動き回ってるんだけど…さすがにもうすることはない。


「飲まないのか?」


飲んで寝てしまったほうがいいよね。


「はい」


恭介さんにヴァイオレットフィズを作ってもらい隣に座って飲んでいる。


「んで」


へっ?


な、何ですか?


「何でそんなにビクついてる訳?」


「えっ?べ、別に」


「志織」


恭介さんが低い声で


「本当は俺に抱かれるのが嫌なんじゃねえのか?」


「……」


「ん?怒らないから正直に云ってみ」


「……」


「志織」


恭介さんが何か辛そうな顔をしてる。