「恭介さん」
「ん?」
「ち、ちょっとふらっとしますから先に休ませてもらいますね」
「大丈夫なのか?」
「そんなに大層なことじゃないから…恭介さんは飲んでて下さい。おやすみなさい」
「一緒に」
「大丈夫ですから」
一人寝室に入りベッドに横になる。
『長風呂して恭介さんより先に寝る作戦その一』なんだけど…
今日は成功したけど毎日この方法は使えないし。
恭介さんも変に思うだろうし、その前に私の体がもたないわ。
明日は…たぶん残業だから大丈夫よね。
ご飯食べて寝るだけになるし、下手したら恭介さん家でも仕事をするだろうしね。
うんうん。
さ、寝よ。



