家に着くまで何も話さず、恭介さんは私の背中を撫でてくれていた。


私は泣くのを我慢するのが精一杯で…



ガチャッ!


家に入り


…ッ!


恭介さんに抱き締められていた。


「志織…ごめんな」


恭介さん…な、何で謝るの?


やっぱり何かあったの?


恭介さんから離れようともがくけど…抱きしめる腕の力は強くなるばかりで


私はただ…泣いていた。