「寒くないのか?」 振り向くと恭介さんが もうシャワー浴びたんだ。 部屋に戻り 「朝御飯…どうされますか?」 「ん、コーヒーだけで」 「はい」 コーヒーを淹れて渡す。 ―― ― 「私、買い物に行って来ますね」 「ん? ちょっと待ってろ。今行くから」 「い、いえ。恭介さん、まだお酒残ってますから家に居て下さい。お昼には帰って来ますから」 恭介さんの返事を待たずに家を出た。 恭介さん…変に思ってるだろうけど、今は一緒にいるのが苦しい。 スーパーに行かなきゃいけないのに足が進まない。