「あ、あの」


「ん?」


「き、き、恭介さんが」


「俺が?どうした?さっさと云え」


「は、はい…恭介さんのその…恰好が」


「俺の恰好?変か?」


自分の恰好を点検してるし。


「ち、違うんです。恭介さんがあまりにかっこいい…から」


声が段々小さくなる。


恥ずかしくて顔が上げられないし。


「……」


「……」


「クククク…志織」


私の耳元で


「ありがとな」


「えっ?」


顔を上げて恭介さんを


「お前が褒めてくれて」


き、恭介さん…


は、恥ずかしい。


恭介さんが私の顎に手を掛けて


チュッ!


キスを落とした。