「ぅぅ~ん」


「目が醒めたか?」

「恭介さん…起きてたんですか?」


「今、目が醒めた」

「何時ですか?」


「まだ、1時過ぎだ」


眠ってそんなに経ってないんだ。


「大丈夫ですか?風邪」


「あぁ」


な、何?


その笑いは?


「汗かいたから風邪吹っ飛んだ」


汗かいたからって…


「もう、嫌だ~」


恭介さんの胸に顔を埋める。


「クククク…ハハハ…」


頭を撫でながら笑ってる。


「恭介さん、笑わないで下さい」


「クククク… あ」


「えっ?」


恭介さんが体を起こし


「ちょっと待ってな」


「?」


どうしたんだろう。


部屋を出て行き…戻って来た。