簡単に晩御飯を済ませ さっとお風呂に入り 恭介さんの傍へ― 目が醒めた時にまたいないと怒られるし それにやっぱり私が傍にいたい。 ベッド脇に座り、しみじみ顔を見る。 さっきよりはだいぶ落ち着いたみたい。 額に掛かった髪を撫で付けて…指を頬に滑らす。 もう32才なのに、お肌綺麗だな。 別にお手入れもしてないのに。 フフフ…狡いや。 「ゥゥ~ゥン」 「あ、起こしちゃいました?」 「……」 「お水 飲みましょうね」 恭介さんを起こして水を飲ませる。